放射線部

放射線部は、放射線技術科と放射線治療科の2つの科より構成されています。放射線技術科は、画像診断の情報を得る為に『検査』を行なう科です。放射線診断は、検査の利益とリスクを比較し、利益が十分に上回る場合にだけ行います。放射線治療科は、放射線を使って、がんを治したり、小さくする『放射線治療』を行う科です。詳しくは、放射線治療についてをご覧ください。

構成

人員構成

放射線技術科 診療放射線技師 10名(男性6名、女性4名)
事務 1名
放射線治療科 診療放射線技師 2名(男性2名)

機器構成

  • 一般X線撮影装置
    2台
  • 胸部専用X線撮影装置
    1台
  • 骨塩定量装置
    1台
  • 歯科用X線撮影装置
    2台
  • 乳房X線撮影装置
    1台
  • ポータブルX線撮影装置
    3台
  • 移動型透視X線装置
    2台
  • 透視X線撮影装置
    2台
  • MRI撮影装置
    1台
  • 放射線治療装置
    1台
  • CT撮影装置
    2台(技術科1台、治療科1台)

検査紹介

CT検査

CT(Computed Tomography)検査

人体に360°方向からX線を照射し、透過したX線をコンピュータ処理を行なうことで、体のあらゆる方向から画像化し、臓器の形態変化、病変の有無、また造影剤を用いて血行動態、血管評価を行います。
様々な部位の検査はできますが、特に胸部、上腹部の病変に関しては、優れた病巣の描出能が知られています。
上腹部、造影剤を使用する検査の場合は、直前の食事を控えさせていただいております。水分、お薬などは普段通りお取り下さい。
(糖尿病のお薬の一部は、造影剤を使用する場合、事前に服用を控えていただく場合がありますので、検査予約時に医師、看護師にお知らせ下さい。)
検査時間は検査部位、目的によって時間は異なりまが、概ね10~30分程です。

MRI検査

MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査

大きな磁石のトンネルの中に入り、高周波な電波を当てることによって、体の中から放出される信号をアンテナで受信、コンピュータ処理を行なうことで、体のあらゆる方向から画像化し、臓器の形態変化、病変の有無、血管評価、また造影剤を用いて血行動態の評価を行います。
様々な部位の検査はできますが、特に脳や脳血管、乳腺、下腹部、脊椎、四肢関しては、優れた病巣の描出能が知られています。検査時間は検査部位、目的によって時間は異なりまが、概ね30~60分程です。
閉所恐怖症、体内に金属を埋め込む手術をされたかたなどは、MRI検査を受けられない場合があります。検査予約時に確認をさせていただいております。

また、当院では「痛みがない」「被曝がない」「検診時間が短い」特徴を持つ全身MRI検診(ドゥイブス)を受診いただけます。
全身MRI検診(ドゥイブス)の詳細につきましては下記のリンクをご確認ください。

全身MRI検診(ドゥイブス)について

マンモグラフィー

マンモグラフィー(Mammography)

乳房を上下、左右から板で圧迫しながら、乳房専用のX線装置(特性X線という特殊な低いエネルギーのX線を使用して、軟部組織を描出)で撮影します。圧迫で乳腺をより薄くすることによって、病巣は発見しやすくなりますが、痛みがともないます。痛みは個人差がありますので、我慢できない痛みの場合は、技師にお知らせ下さい。検査時間は、概ね15分程です。出来る限り、女性技師で検査を行いますので、ご希望のかたはスタッフにお知らせ下さい。